包茎を治療したくても、医者に手術を拒否される人とは?
包茎手術は、包皮を切り取るだけの簡単な手術です。
しかし、イザ治そうと思っても、治療自体を受けられない人がいます。
包茎手術をしても望む効果が得られない人や、持病が原因で、クリニックによっては治療を断わってきます。
今回は、治療できる人と、治療を断られる人の特徴をまとめたので、参考にしてください。
陰茎が短すぎる短小の人は、包茎手術ができない。
たとえば、陰茎が短すぎて「皮を切っても陰茎が出てこない人」は、治療効果が得られません。
本来の陰茎の長さよりも、見た目の長さ、身体の表面に出ている長さが短い人がいます。
そういう男性は、陰茎を引き出して固定したり、陰茎周囲の皮下脂肪を調整したりする処置を追加で行う必要があります。
この場合は、包皮を切る包茎手術ではなく、長茎手術が薦められます。
脳梗塞、心臓病の男性は、包茎手術を断られることも・・
また、脳梗塞、心臓病など基礎疾患がある男性は、事前にクリニックに伝える必要があります。
包茎手術を行う美容クリニックは、美容形成に特化した専門クリニックのため、脳梗塞や心臓病など、全身状態を大きく左右する病気を持っている場合、断られてしまうことがあります。
[char no=2 char=”つるりん(涙)”]「どうしても包茎手術がしたいから」と言って、もともと持っている病気や飲んでいる薬のことをしっかり伝えないまま、手術をしてしまうと、出血が止まらなくなったり、傷口の管理がうまくいかなかったり、結局は手術をした自分自身にデメリットとして返ってきてしまいます。[/char]包茎の診断のときには、正直に自分の病気と内服している薬を伝えて、その病気も含めて、責任をもって包茎手術を行ってくれるクリニックを探してください。
糖尿病も包茎手術はできないの?
包茎手術には、色々な都市伝説があります。
そのひとつが、糖尿病患者は治療ができないというものです。
しかし、私が、泌尿器科で聞いてきた体験では、糖尿病でも問題なく包茎治療できるというものでした。
血が止まらなくなることもないですし、大きな問題もありません。
では、なぜ、このような噂がたったのでしょうか?
その理由も糖尿病の患者ならではでした。
糖尿病になると、組織の修復に時間がかかるので、傷口の回復に時間がかかります。
また同じ理由で、糖尿病のない人に比べて、傷口がきれいにつかない可能性もあります。
普通の人以上に、術後のケアに気を配る必要があるため、包茎手術はできないといった都市伝説が生まれているようです。
安心して専門のクリニックに相談にいってください。[/char]
逆に、糖尿病の人は、包茎手術をした方がいい理由もあります。
糖尿病の人は組織の末端の血流が悪くなったり、神経が鈍りやすいので、亀頭を被っている包皮が炎症を起こしやすくなります。
糖尿病性包皮炎といい、炎症を起こした包皮は膿を持ったり硬くなったり、トラブルを起こしやすくなります。
それに対し、包茎手術で先端の包皮を切ってあげることで、包皮のトラブルをなくすことができます。
このように糖尿病の人が手術をするメリットは、通常の人よりも、よりメリットが大きくなります。
ただし、通常の場合と同様に、十分に医師の説明を聞いてから包茎手術を決断しなければいけません。
クリニックによって、費用や切る方法は違いますので、評判のいいところを選ぶようにしてください。
また糖尿病に限らず、術前後のケアに病気や内服中の薬の情報は重要になります。
もし、すでに服用している薬があれば、クリニック受診の際には必ずお薬手帳を持参しましょう。
そして、かかっている病気に関しては正確に医師に伝えるようにしてください。
下半身の問題を、人に話すのは恥ずかしいと思う方もいるはずですが、クリニックの先生やカウンセラーは、全員男性で、仕事として取り組んでいますので、親切な対応をしてくれます。
包茎は先延ばしにしても解決しない問題ですので、早めにプロの診断を受けるように心がけましょう。
血液をさらさらにする抗凝固薬などを飲んでいる方へ
包茎手術を決めたとき、もともともっている病気がある場合は、事前に「その病気があっても手術をしてもらえるか」を、クリニックに電話で相談してみてください。
また、もともともっている病気に関しては、受診している医師にも、包茎手術を受けていいかを確認してください。
抗凝固薬などを飲んでいると、包茎クリニックは、それを中止してもいいか、かかりつけ医に確認するよう求められることもあります。
確認するのはわずらわしいようにも感じますが、抗凝固薬は個々の症状により、扱いが大変難しいのです。
逆に、指示医の許可なく内服薬を中止するように求めるクリニックは、合併症を正しく理解していない可能性があり危険です。
持病を持っている方は、包茎クリニックを選ぶときは細心の注意をするようにしましょう。